ビジネスの鍵を握る選択肢
近年は働き方改革の影響もあり、フリーランスで活動する人も増えて来ました。
多様なビジネス展開が可能な一方で、いくつもある選択肢に迷いが生じてしまうこともあります。
起業を考える際に、フリーランスで行うか法人化するかは大きな分かれ道になるのです。
ビジネスを成功させたいのであれば、まずは起業とフリーランスの違いをしっかりと認識しておきましょう。
フリーランスについて
法人化しないだけで、やっていることは立派なビジネスです。
仕事を受けることが出来れば法人と変わらない契約を結び売り上げを立てられます。
フリーランスになるには、最寄りの税務署へ開業届を出せば完了です。
起業とフリーランスとの違い
契約ごとに職場を変え、作業内容も変わるので臨機応変な対応が求められます。
ライターやデザイナー、プログラムエンジニアなどがフリーランスで活躍する主な業種と言えます。
給料という仕組みでは無いので、仕事が無ければお金が入らない不安定さがありますが、その代わりに自由があるのです。
自宅で作業する選択肢もありますし、契約内容を交渉するきっかけも作れるでしょう。
極端な話、理不尽な対応をされたら仕事を受けない対応も可能です。
仕事をするもしないも自由、それがフリーランスなのです。
フリーランスのメリットとデメリット
まず最初に挙げられるのは面倒な法的手続きが少なく、ビジネスの維持費が抑えられることが挙げられます。
法人化に比べて素早く起業出来るのがメリットだと言えるでしょう。
就業規則も無いので自由な働き方が出来ますし、満員電車からも解放されます。
また、年収が1000万以下なら税制面でメリットがあるのです。
一定の年収を超えない限り個人事業主で居る方が節税対策になります。
デメリットとしては、信用度の低さや仕事の不安定さが目立つでしょう。
新規の契約を結ぶのが大変ですし、足元を見られる事例も少なくありません。
法律上は無限責任なので契約違反などで莫大な賠償金を背負う恐れがあるのも忘れないようにしてください。
フリーランスとの違い
前述したメリットとデメリットである程度は理解出来ているかと思います。
さらに起業とフリーランスの違いを掘り下げて行くと、融資を受ける際にも違いが出て来ます。
基本的にフリーランスは社会的な信用度が低いので、銀行からも疑心暗鬼な眼で見られるでしょう。
ビジネスで高額な融資を相談しても簡単には審査を通過しないのです。
一方で法人化であれば、フリーランスよりは融資を受けやすいです。
以上のように、フリーランスと法人には様々な点で違いがあります。
起業する際に、どちらが自分自身のビジネスに適しているかを見極めるのが大切なので参考にしてみてください。